化学気相成長法(CVD法)によって製造しているCVD Zinc Selenide®は波長10.6μmでの低いバルク吸収係数を持つことから、高出力のCO2レーザーの光学素子として使用されることが可能です。波長による屈折率のバラつきが少ない特徴は、高い解像度を持つ前方監視型(FLIR)熱線映像装置の保護窓材や光学要素として使用されます。また医療や分光計や温度計といった産業用途にも小さな窓材やレンズとして活躍しております。
更に吸収や分散によるバルク損失は極めて低く、熱的な衝撃に強い特徴は、様々な使用環境でも安定した材料として認められております。
機械加工性に優れ、円形、長方形などレンズ、プリズム、ドーム形状への加工が容易にできる材料です。